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中山金杯 ツクバアズマオーのリズムを守りきった吉田豊騎手

2017年の競馬が始まりました。毎年恒例1月5日に行われるレース、東西の金杯。

中山競馬場で行われた第66回中山金杯は1番人気馬ツクバアズマオーが優勝し、重賞に挑戦して3度目の今回、見事初重賞勝利を果たしました。

これまで重賞を2戦し、いずれも好走しているこの馬が1番人気なのは当然でしょう。

昨年1年間の成績を見ても[3.0.4.2]と掲示板を外すことがなく、じつに安定感のある走りをする印象があります。

また、鞍上が吉田豊騎手というのもポイントですね。

彼は昨年ほぼ全て(札幌での1鞍以外)の出走レースでツクバアズマオーの手綱をとり、馬の性格や脚の使い方などは熟知しています。

レースに向かうときも落ち着いていて、安心して見ていられる騎乗をしてくれそうな雰囲気がありました。

スタートが切られると、いつものようにゆったりとした手綱で慌てず急がず、じっくりと後方からの追走。

さすが乗り慣れているので、馬のリズムを絶対に崩さない冷静な騎乗でした。

競馬は位置取りや流れひとつで勝ち負けが決まるもので、ツクバアズマオーにとってすべてが良い方向へと向いたこのレースで馬がもつ力を存分に発揮させることができた吉田豊騎手は騎乗に対する満足感もあるでしょうが、何よりも重賞初勝利を果たせたことに安堵し、あらためて馬を称えたい気持ちが大きいのではないでしょうか。

3コーナー過ぎから一気に仕掛け出すとツクバアズマオーも鞍上に応えて脚を使い、大外からマクリ気味に前の集団に取りついて4コーナーを通過。

直線に向くと先頭に迫る勢いでグイグイと伸びてきて、前めの位置でレースを進めながらもいまだ脚が衰えず粘るクラリティスカイとの叩き合いを制してゴール。

良い脚を確実に、長く使えるのがツクバアズマオー最大の強みであり、こういうタイプは乗る者にとって心強いものです。吉田豊騎手の乗り方を見てもかなり自信と余裕がうかがえましたね。

終わってみれば横綱相撲といえる内容のレースでした。


2着に6番人気クラリティスカイ。

一昨年にNHKマイルCを勝って以降あまりピリッとしなかったのですが、昨年秋から徐々に調子を上げてきたようで今回は久しぶりに良いレースが見られました。

内の2番枠を生かして逃げ馬を見る形で内々をロスなく追走し、直線はいったん先頭に立ち、最後は勝ち馬にかわされてしまったものの2着に粘る大健闘。

こういう乗り方はやはり内枠が良いですね。

トップハンデ57.5キロを背負って勝負するには今回みたいな積極性も大事です。

鞍上・田辺騎手の好判断が良い結果につながったのだと思います。


3着には4番人気シャイニープリンスが入りました。

GⅠレースに出走することはほとんどありませんが重賞の常連馬で、堅実によく走ってくれます。

レースは中団で流れに乗り、この馬も最内の1番枠に入っていたためインコースで無駄なく立ち回り最後まで良い脚を使って3着。

3~5着馬の差がハナ・クビ・クビと大変きわどく、それでもこの3頭の中で1番前に出られた・ゴール直前で伸びてこれた理由は、やはりインでじっと脚をためていたからでしょう。

ベテランの江田騎手らしい渋い騎乗が光りました。



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