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今年のダービーも間近


早いもので今年の日本ダービーもすぐそこに迫った。出走メンバーもほぼ決まり「今年は誰が勝つのか…」と囁かれている。サンデーサイレンスのファーストクロップがワンツーを決めた1995年、この年の4着馬ホッカイルソーの手綱を取っていたマサヨシは、以降昨年まで22年連続で日本ダービーに出場していたが、どうやら今年は途切れてしまうようだ。キングカメハメハに勝負を挑んだハイアーゲーム、ゴール前でほんの少し寄れたぶん逃したフェノーメノ、ノリの会心騎乗に夢を砕かれたイスラボニータ、そして三度目の皐月賞馬でチャレンジとなった昨年も僅かの差で3着、いつ勝ってもおかしくないところにいながら、まだその星の下には選ばれていない。今年は、プリンシパルSのレッドロ-ゼスで滑り込みを狙ったが、惜しくも2着で叶わず、ここ数年の勢いが収まってしまった気がする。もしかするともうチャンスは巡ってこないかも知れない…

世代の重賞勝ち馬がコロコロ変わり、主役もその時によって変わる混戦の年、そんな中で今年のダービーの主役に抜擢されそうなのが、青葉賞を勝ったアドミラブル。
その青葉賞の内容が圧巻、さらにミルコが皐月賞2着馬よりもこっちを選んだとなれば、主役に躍り出ても不思議では無い。

「青葉賞組はダービーを勝てない」と言われて久しい。その大きな理由のひとつには、只でさえタフな東京芝2400mというコースを約1ヶ月の間に2回走るというところにある。ましてトライアルでは、権利を取るために目一杯の競馬をしてしまう事も多く、お釣りが残らない。それでも、第1回のエアダブリンを始め、シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・アドマイヤメイン・ウインバリアシオン・フェノーメノらが2着、お釣りを残して挑めていた馬は好走している。今年のアドミラブルは…

12頭立てと頭数が少なかったこともあってか、ミルコはスタート直後に敢えて控えポツンと後方からという思い切った騎乗をしていた。これは、楽な競馬をさせる事はもちろんだが、それ以上に「それでも勝てる」という自信もあったように思える。結果、お釣りを残し青葉賞のレースレコードの好時計勝ち、内容としては、過去のダービー2着馬を凌ぐものだったと言えるだろう。
鞍上はダービー2勝ジョッキー、勝っていないジョッキーよりもプレッシャーは無く、楽しみながら気楽に乗れる事だろう。ここでもアドバンテージを感じる。唯一、ノドの手術をしている馬なだけに、直前の状態がどうなのかは要確認だが、その「星の下」に選ばれる可能性はある。

マサヨシの夢はスタート前に砕かれたが、マサヨシ同様にダービーに対する強い思いのある福永、今年はマエコーさんから「ダービージョッキーにしてやる!」と託されたカデナで挑む。
トレーナーで言えば藤沢和雄師もダービーに賭ける思いは強い。前述シンボリクリスエスとゼンノロブロイで苦渋を味わされたが、今年は久しぶりに手応えある馬で参戦してくる。手掛けるのはレイデオロ。師も定年まで残り5年、ダービーへのチャレンジも残り少なく、チャンスある今年は力が入っている。そう言う意味でも皐月賞は試走の様なもの、ダービーへ向けた叩き台は青写真通りにクリアした様だ。
オーナーで言えば昨年2着、一昨年は2・3着で、「ダービー馬のオーナー」という称号も手の届くところまで来ている里見氏。今年は韓国でカジノをオープンさせ、勢いを加速させている。もしダービーを勝つ様なら、秋には凱旋門賞も獲ってしまうかも知れない。

今年も役者は揃った。あとは誰の悲願が成就するのか…今年もダービー史に新たな1ページが加わる。


名前の出せない元JRA調教師

名前は出せないが父も調教師だった競馬一家。幼少期から身近に馬がいる環境で育ち、サークル内の表も裏も見てきた人物。現役当時、ココと決めたレースに向けた勝負仕上げには定評があり、若い調教師の兄貴分的な存在でもあった。今でも後輩調教師が教えを請いに訪れてくるという。昭和の時代の美浦トレセン開業当時も知る一人、「美浦で知らないことはない」という自他ともに認める美浦トレセンの生き証人でもある。現在もサークル内に非常に近い立場でその手腕を振るっており、現代競馬の事情や実情を、ある意味現役の調教師以上に知る人物でもある。



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