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レパードS 初の重賞勝利は騎手をさらに成長させます


真夏の競馬開催は、馬はもちろん騎手もかなりキツイです。
騎手時代は1レース乗って検量室に戻ると、レース前に比べて体重が1キロ減っているなんてザラでした。そういえば熱中症で倒れる騎手というのはあまり聞きませんが、思い返せば、暑い場所にいるのは長時間ではないので、レースごとに水を頭から浴びたり水分補給をしたりと、無意識にいろいろと気をつけていたのでしょうね。

真夏の新潟、先週は3歳のダートGⅢレース、第9回レパードステークスが行われました。
単勝11番人気ローズプリンスダムが優勝、2着に12番人気のサルサディオーネが入り1番人気エピカリスは3着と、3連単の配当が80万7250円にもなる大波乱となりました。

単勝1.5倍の断トツ人気に支持されたエピカリスの鞍上・ルメール騎手は好位の絶好のポジションでレースを進め、流れも速くなく遅くもなく、この馬にとっては良いペースで運べたと思います。4コーナーを回るときには抜群の手応えで、1頭だけ際立って見えました。
さぁどこから抜けてくるのか、と思っていたところ、なかなか入るスペースが見つからず鞍上は苦労していた様子。ようやく2頭の間を割って抜けてきましたが、いかんせん仕掛けが遅かったため、脚を残してのゴールとなりました。

個人的な考えとしては、力でねじ伏せるというか、グンと突き抜けてこれそうなイメージを抱いていたので、追い出してからの何となくモタついた反応が意外でした。
一方で、返し馬での脚さばき、特に前脚の出し方が、肩あたりにコズミがあるような感じで見ていてなんとなく違和感がありました。次走は返し馬をじっくりと確かめたいと思います。


優勝したローズプリンスダムはエピカリスと同じような位置取りでのレース。
木幡巧騎手は2枠2番を生かしてピタリと内ラチ沿いにつき、距離ロスを抑える騎乗をし、4コーナーを回って直線に入ったときにタイミング良く馬場の真ん中まで出して追い出しはじめると、鞍上の期待に応えるかのように鋭く伸びてゴール。快勝でした。
デビュー2年目の木幡騎手と3歳馬ローズプリンスダム、このフレッシュなコンビは人馬ともに初の重賞制覇です。

騎手には初騎乗に初勝利、初のGI騎乗など数多くの騎乗経験の中でも特に強く記憶に残るレースというのがありますが、その中の1つとして初重賞勝利を挙げる騎手は多いと思います。やはり重賞タイトルを手にしたときは大変嬉しいもの。また勝利により精神的に余裕が出てくるのか、騎乗にも自信があらわれるように感じます。木幡騎手も今回の勝利を機に大きく成長できるのではないでしょうか。


2着のサルサディオーネは、鞍上の吉田豊騎手は好スタートを決めるとハナを主張、ここで他馬が競ってこなかったことが結果的に好走につながりました。道中はスムーズに逃げることができて馬も走りやすかったでしょう。良いペースで良いレース運び、全てが上手くいって2着。馬の力を最大限引き出した吉田豊騎手の騎乗はさすがだと思いました。




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