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新潟記念 タフな舞台で光った秋山騎手、そして中谷騎手の渾身騎乗


夏の新潟競馬最終日の先週日曜日、GⅢ第53回新潟記念が行われました。
優勝は6番人気タツゴウゲキ。前走・小倉記念に続く重賞勝利となり、また今回の新潟記念を勝ったことにより今年のサマー2000シリーズチャンピオンに輝きました。

レースはスタートから馬を出していき2番手をキープし追走、前半の1000m通過は1分を少し切る程度の普通ペースだったものの、最終的には前残りの結果になったことから、このメンバーとしては遅かったのかもしれません。

新潟の2000mはとてもタフなコースです。バックストレッチ・ホームストレッチが長く、ジョッキー達はなるべく最後まで脚を残しておこうと考えて、レース前半は無理に行こうとはせず脚をためて乗ります。そのため隊列が決まりやすく、ペースも落ち着くことが多いので折り合いさえ上手くいけば乗りやすいとも言えます。

1~3着馬はいずれも好位で流れにうまく乗っていて、通常のレースにおけるポジションとしてはかなり良いところで進められましたが、やはり直線が長い新潟コースでは最後に脚が止まってしまいがち。前残りのレース結果になったのは、ハンデ戦であることや最終週の馬場状態やペースなど様々な条件が合わさったためでしょうが、それでもあの直線を粘り通すのは力がないとできません。前走の勝利といい、タツゴウゲキがいかに調子が良いかがわかります。充実していますね。

新潟記念を勝って、鞍上の秋山騎手はJRA全場重賞制覇にリーチがかかりました。残るは福島。タツゴウゲキがこのまま調子を維持して福島記念に出走してきてくれたら果たせるかもしれません。


2着はデムーロ騎手騎乗の1番人気アストラエンブレム。
勝ち馬を見る形で手応えも楽々の追走、直線は外に持ち出して良い脚で追い上げてきましたがクビ差届きませんでした。とてもうまく乗りながら、それでも勝ちきれないというのは鞍上にとって悔しさが残りますが、相手がいる勝負なので仕方のないこと。まだ若い4歳馬、重賞でも上位人気を背負っての戦いになるでしょうが、その期待に応えてくれる能力の高さがあります。これからも楽しみな馬ですね。


3着には人気薄、12番人気カフジプリンスが入りました。
3・4番手を維持しながらのレースをし、その後、直線に向くと鞍上の中谷騎手が追ってもあまり伸びず馬群に呑み込まれそうになったものの、そこから盛り返して最後はジワジワと1・2着馬にクビ・ハナ差まで追いつめる伸びを見せてくれました。


追いだすとソラを使ったり反応が悪かったりする馬は結構いるので、そういう傾向が多少あるのかもしれません。また、この馬はそれほどスパッと切れる脚ではなくジリジリと伸びるタイプのようで、かといってバテて止まるわけでもないので鞍上としては最後の直線での仕掛けが難しそうな気がします。
今回、中谷騎手が最後の最後まで諦めずにビシビシとステッキを入れて追っていた姿が印象的でした。大層疲れたことでしょう。中谷騎手はもともと関東所属の騎手でしたがベテランの年になってから騎乗機会を求めて関西へと活動拠点を移して数年、成績は飛躍的に上昇し重賞でも任せられるほど信頼されるようになっています。これからも活躍を期待しています。





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