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セントライト記念 上位2頭 元主戦はレースを見て何を感じたか


9月も半ばを過ぎ3歳馬のトライアル戦が始まると、まだ夏の名残もあるものの、やはり秋競馬の到来を実感せずにはいられません。

3着までに優先出走権が与えられる伝統の菊花賞トライアル、GⅡ第71回朝日杯セントライト記念が中山競馬場で行われました。

注目はやはり単勝1.7倍の断然人気を背負った皐月賞馬、アルアイン。
プラス10キロは夏の間に成長した分と、これから続くであろう大レースでの過酷な戦いを前にして今キッチリと絞る必要がなかったためでしょう。


レースがスローペースで流れる中をアルアインは好位5・6番手につけて追走。この流れでは、まさに絶好の位置取りです。

ルメール騎手との折り合いもじつにスムーズ、4コーナーから仕掛けるとあっという間に前を捕らえ、この時点で勝ったと思いました。が、その瞬間。
横山典騎手に乗り替わった2番人気馬ミッキースワローがメンバー最速上がり33.4秒の脚で襲い掛かり、外からかわされ2着に敗れました。決め手がそのまま結果に表れた感じです。
それでも馬も騎手も文句なしの内容で、次のレースのことを考えれば十分だと思います。


勝った2番人気ミッキースワローは道中、うまい具合にアルアインの後ろへ取りついてマークしつつの追走。アルアインが仕掛けたあとにワンテンポ待ってから仕掛けだし、相手が先頭に立って押し切る形になったところを並ぶ間も与えずに鋭く抜き去りました。
頭数が手ごろな15頭のレース、あまりゴチャつく場面もなく、前を行くアルアインを目標に乗る、そして目標が動き出した後に自分も動く、という鞍上にとっては大変乗りやすいレースで、スムーズすぎるレース運びの上にこんな強い勝ち方をしてしまい、横山典騎手も驚いたのでは。

とはいえ簡単に見えて、そう上手くいかないのも競馬。
横山典騎手の馬を操る技術はさすがだと思います。次走どんな競馬をしてくれるか注目ですね。


このセントライト記念では、デビュー戦から前走までミッキースワローに乗っていた菊沢騎手から横山典騎手へと乗り替わり、2着のアルアインも皐月賞・ダービーをともに戦った松山騎手からルメール騎手に替わりました。

馬と騎手はコンビを組んでともに成長してゆく、という競馬を理想とする僕としては若手が乗らなかったのが少々残念でしたが、夏を越しての秋初戦、特に大レースに向けて確実な成績をあげたいトライアル戦とあっては、経験豊富なベテランジョッキーに任せるのが安心でしょう。

本人は乗りたかったと思いますが、デビュー2年目の20歳になったばかりの菊沢騎手にとってはGⅠに挑めるほど良い馬に乗せてもらうという経験をさせてもらい、また他の騎手がどう乗るか、大事な場面での判断など自分とは何が違うのかなど、見るのも勉強。次にやってくる機会のために腕を磨き、活躍するジョッキーになってほしいものです。



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