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秋華賞 ルメール・武豊・デムーロ 名手3人の競演は見事!


3歳牝馬の3冠レース最後の一戦、第22回秋華賞が京都競馬場で行われました。
結果は1・2番人気が掲示板に載れず、3・4・5番人気馬がワンツースリー。上位3頭のジョッキーは、ルメール騎手に武豊騎手、そしてデムーロ騎手と名手がズラリと並び、それぞれが、さすがと思わせる騎乗をしてくれました。


まずは優勝した3番人気ディアドラ。
3冠レース皆勤賞(6・4・1着)、オークスから一息入れて3連勝での秋華賞制覇。デビューから今まで、どんなレースでも好走してくれる実力馬です。

秋華賞当日の京都競馬場は雨の重馬場、そのせいかスタートで出脚がつかず後方待機の態勢となりました。あの位置取りは、京都の内回りという点ではかなりのマイナスポイントです。そこをどう取り戻すか、どのように乗るかはジョッキーの技量にかかっています。

ルメール騎手はこの流れに動じる様子がなく、少しも焦ることなく3コーナーから内に進路を取って前との距離を詰めていきました。この動きが凄い。

前が詰まるかもしれない、リスクが大きな内側に入っていく騎乗は相当な度胸がないとできません。こうした乗り方ができるのが一流ジョッキーなのだと改めて感じます。

うまい具合に3~4コーナーをスムーズに回り、その後の直線は他馬の進路を妨げることなしに外へ出して追い込んできました。前半に無理をしなかったおかげで、まるで前が止まって見えるほどよく伸びて、出走メンバー唯1頭の35秒台の脚を使いゴール寸前で前を行く2頭を捕らえました。

流れが少し遅めだったこともありますが、それでもよく差し切れたと思います。どんな流れでも瞬時に判断し、対応できるルメール騎手の腕が勝利の大きな要因でしょう。


2着は4番人気リスグラシュー。
鞍上の武豊騎手は降雨で馬場が悪化し、追い込みが届きにくい状態であることを頭に入れて普段よりも少し前でレースを進めていました。手応え良く直線に向いて、あとは前を捕らえてゴールするだけという完全に勝ちパターンの乗り方でしたね。

結果的に勝ち馬の強襲に遭い2着に敗れましたが、この日の緩い馬場に合わせた武豊騎手らしい巧みな騎乗、大変素晴らしい内容でした。

3着に5番人気モズカッチャン。
デムーロ騎手も馬場を気にしたのか、前々の位置で早めのレースの組み立てをしていました。彼にしては早めに仕掛け始めて、グングンと上がっていき直線では先頭に。そのままゴールまで粘り込むつもりだったのでしょうが力尽きて3着でした。

武豊騎手同様に、追い込みがきかないとの考えから生じた仕掛けでしょう。押し切れる可能性もかなり高かったわけで、今回の騎乗は悪くないどころか、馬場やペースを考えるとベストと言えるものではないでしょうか。これも見事な騎乗でした。


7着に敗れたNHKマイルC優勝馬の1番人気アエロリットは好スタートから2・3番手のポジションにつけましたが、隣の馬を気にしてか前半はかかり気味で、少々ムキになっている場面がありました。

良馬場でのレースと重馬場では体力の消耗がまるで違ってきます。
その後の走り自体は良い感じだったものの、前半に脚をためられなかったのが響いたようで最後の直線では脚が上がってしまい見せ場がありませんでした。ただ今回の経験により精神的な成長が見込めるはず。悲観せずに次走期待しましょう。




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