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エリザベス女王杯 大一番での読みは流石だと思います


先週は京都競馬場でGI第42回エリザベス女王杯が行われました。
秋華賞馬3頭をはじめとして、古馬牝馬の強豪に3歳の勢いある馬が加わり大変見応えのあるメンバー構成となったので当日がとても楽しみでした。

優勝は5番人気モズカッチャン。
春にオークストライアルのフローラSを勝ってオークス2着、そして前走・秋華賞は3着好走と大舞台で力を発揮している馬がとうとう大きなタイトルを手に入れました。

鞍上のM.デムーロ騎手がスローな流れの中、好位の内々を進むレース運びを選択。
彼はスタート後、前の馬との距離を測りながらどのくらいのペースで流れるか様子をうかがい、もしも速かった場合には逃げ馬と自分たちとの距離をあけて進み、逆に遅かったら徐々に詰めていって好位に取りつく乗り方をするつもりだったのでしょう。どちらの流れになっても即座に対応できるようにしていました。結果的に上がり勝負となったこのレース、後ろに位置する馬たちには辛いものとなったため、デムーロ騎手の選んだ位置取りは大正解。終わってみれば、勝って当然と思える見事な騎乗でした。

デムーロ騎手は今年5つ目のGI勝利、大一番での読みは流石だと思います。
また、このレースでは特に直線での追い込みのスタイルが秀逸で、しっかりとハミをかけ、これでもかというくらいキッチリ追ってくる技術は惚れ惚れします。
若いジョッキーたちには、ぜひとも彼のこの追い込みを模範としていただきたいものです。


2着は9番人気クロコスミア。
遅い流れを2番手で追走し、4コーナーで逃げ馬の外へ出していき直線は早め先頭、そのまま押し切るかと思いきや勝ち馬の決め手に屈し、クビ差の2着に敗れました。
鞍上の和田騎手は、秋になってのここ3戦でデムーロ騎手が騎乗するモズカッチャンとはその前走オークスまでの数戦でコンビを組んでいたこともあり、その相手に勝たれてしまったのは残念ですが、それよりも今回クロコスミアがここまで走ってくれたことが何より嬉しいのではないでしょうか。

結果論として、逃げ馬の手応えが怪しくなったために外へ出したと思われますが、あそこで一完歩でも我慢し、直線を向いてから前を捕らえにいく乗り方をしていたら、このクビ差は逆転していたかもしれません。それだけの力、つまりGIで勝ち負けできる馬ということが今回のレースで証明されました。これからも楽しみですね。


昨年の秋華賞馬、1番人気ヴィブロスは結果的に8枠16番の外枠がアダとなった感じです。
ルメール騎手がスタートから好位につけるものの内に入れず壁も作れず、そのため馬が終始ムキになって走っていたように見えました。ポジションは良かったけれど息が入らない走りをしたのが影響したのか、直線での脚いろは見せ場があまりなく、流れ込むように5着でゴール。決して力負けではなくとも、ほんの少しのアヤで結果が変わってしまうことがあるのは、勝負事なので仕方が無いですね。




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