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マイルチャンピオンシップ またしてもミルコ旋風、大外枠も何のその!


先週日曜日に京都競馬場で行われたGI・第34回マイルチャンピオンシップは4番人気ペルシアンナイトが優勝。

マイルCSで優勝した3歳馬は、以前より3歳の斤量が1キロ増えたことも影響したのか2000年のアグネスデジタル以来おらず、じつに17年ぶりとなります。今年の皐月賞2着馬が秋にマイル路線へと進み、見事才能を開花させました。


鞍上のM.デムーロ騎手は今回の勝利で今年GIレース6勝、さらにはオークスからのGIレース10連続馬券圏内とその腕はますます冴えわたっていますね。

僕はペルシアンナイトがこのレースで大外18番枠に入ったため「これは難しい競馬になる」と思いつつも、鞍上が鞍上だけに、大外枠からどのように競馬を組み立てていくのか興味をもって見ていました。

スタートは五分ながら、あえて抑えて後方に下げ、3コーナー手前から内に入れてコースロスを最小限にする乗り方をしたデムーロ騎手。これは枠番を考えると、好位あるいは中団につけた場合は外々を回される可能性が高く、それは避けたい、また内に入れるためにはどうすればよいか、と考えた結果として後方まで下げるという選択をしたのでしょう。

このような位置取りを選んだのは、終(しま)いの脚に自信があるからこそ。しかしいくら自分の馬を信頼していても、普通はなかなか出来ないこと。本当に肝が据わっています。
直線では前を行くエアスピネルの通ったところを狙い、進路を切り替えました。これも、もしも直線に向いたときにそのままの進路であったならば詰まっていたでしょう。

毎回言っていますが、デムーロ騎手のこの瞬時の判断力が凄い。
それに加えて、何が何でも差し切るとの気迫あふれる追い方も素晴らしい。計ったかのようにゴール前でキッチリと差せるのは、仕掛けるタイミングや馬の手応えなどジョッキーとしての感性が非常に優れているからでしょう。経験とセンスにより磨かれた騎乗技術。彼にこんな乗り方をされてしまっては、他のどんなジョッキーも太刀打ちできない気がします。


2着は2番人気エアスピネル。
R.ムーア騎手は武豊騎手からの乗り替わりですが、さすが世界の名手、返し馬で馬のクセを掴んだようです。レースでは少し“かかり癖”があるエアスピネルが見事に折り合い、前団を見る形の理想的なレース運びができました。直線に向いて抜け出すのが僅かに早いように感じましたが、馬の能力を最大限に引き出す騎乗でした。

それにしても、昨年秋には菊花賞も好走し、今回も2着、デビュー以来いまだ掲示板を外したことがないこの馬の地力には本当に感心させられます。GIタイトルこそ手に入れていないものの能力は間違いなく一級品、これからも大きなレースで活躍してくれることと思います。




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