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共同通信杯 イン有利の馬場状態に笑った馬、泣いた馬


先週日曜日は牡馬クラシックに向けて重要なレース、G3第52回共同通信杯が東京競馬場で行われました。
1番人気は武豊騎手騎乗のグレイル。デビュー2戦目の前走・G3京都2歳Sを制し、今回の出走メンバー唯一の重賞ウィナーとして単勝1.8倍の圧倒的な支持を得てレースに臨みましたが結果は7着に敗れてしまいました。

当日の府中の芝コースは内側が延びる傾向にあり、鞍上もそれは当然わかっていたでしょうがゴチャつくのを嫌ったのか、あえて外へ出すレースをしました。

折り合いも許容範囲であったしレースにおいて不利を受けるところも無かったので、この着順は少々疑問に思います。上がりの脚も全く使えないわけではありませんでしたが、やはり外側が伸びにくい馬場だったことが影響したのでしょうか。


優勝は6番人気オウケンムーン
2歳未勝利・500万下そして今回と、見事3連勝で重賞制覇です。

鞍上の北村騎手は道中、内側で脚をためつつ、好位でそつのないレース運びをしましたね。
直線はインから少し外側に進路を取り、鞍上が追い出してからは反応良く豪快に伸びてきました。調教ではさほど目立つ動きをするタイプではないようですが、本番になるとしっかりと力を出せる馬。北村騎手の乗り方を見ても操作で苦労している様子が全くないので、おそらく素直で賢い性格の、とても乗りやすい馬なのだと思います。

この馬の父がオウケンブルースリのため地味な印象があるかもしれませんが、能力は確かなものがあります。今回の勝利で一気にクラシック有力候補へと躍り出ました。


2着の3番人気サトノソルタスは勝ち馬の後ろで待機しながら、じっくりと騎乗。
4コーナーを回ってからも勝ち馬オウケンムーンの取った進路に続いていき、追い出してから良い脚を使って2着でゴール。新馬戦のみの1戦1勝、わずかキャリア1戦の馬が重賞を経験している出走メンバーが多い今回のレースでこれだけの走りを見せてくれるのだから、成長が楽しみですね。

鞍上のR.ムーア騎手の直線での追い込みが大変迫力があり、馬の気持ちを最後まで諦めさせずしっかりと追うところなどは学ぶべき技術です。


個人的に期待していた2番人気ステイフーリッシュは10着に沈んでしまいました。
鞍上の中谷騎手がより多くの騎乗機会を求めて美浦から栗東へ移籍して以降ずっとその騎乗には注目、最近は重賞などでも人気馬を任せられることが増えて、今回も力のある馬なのでぜひ勝ってほしいと思っていました。

前走のG1ホープフルSでは見どころ十分の脚を使って(3着)好走していたので、直線の長い府中コースならチャンスだと思いましたが残念な結果に終わりました。

馬体重がマイナス12キロの大幅減だったのも伸びきれなかった原因かと思われますが、あえて1つ挙げるとすればコース取りが少し良くなかったかなと。鞍上は前走をイメージして乗ったようなのですが、あれだけ外を回していたら距離ロスが大きく、たとえ良い脚で追い込んできても勝つのは難しいでしょう。



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