平日コンテンツ

弥生賞 上位3頭は『先」を見つつの競馬でした


先週は中山競馬場で皐月賞トライアルのG2レース、第55回報知杯弥生賞が行われました。
毎年クラシックで有力視される馬が出走してくる弥生賞、今年は無敗の3連勝でここまできた1・2番人気の2頭が注目を集めました。

まず1頭は1番人気ダノンプレミアム
G3サウジアラビアロイヤルカップをレコード勝ち、そして年末のG1朝日杯フューチュリティステークスを制して昨年の最優秀2歳牡馬に輝いた世代ナンバーワンホースが3歳になりどんなレースをするのか。朝日杯FSの余裕ある勝ちっぷりから今回もかなり期待できると考えていたので、単勝1.8倍の1番人気は当然でしょう。

ただひとつ、この馬はレースで走るたびに気持ちが入りすぎてしまい、折り合い面で課題があるかも、という不安がありました。今回もスタート後、先に行った馬と馬体を合わせる形になって少しかかりそうになりながらも、2番手に位置して何とか耐えていました。

幸いにも逃げた馬と距離が広がって、かつ3番手以下の馬たちもこの圧倒的1番人気馬に絡んでゆくわけもなく、おかげで馬が落ち着いてスムーズなレース運びができました。
直線に向くと馬場の良いところを選んで進出、他馬の仕掛けなど一切目に入らないかのように追い出し、2着馬に1馬身1/2差をつけてゴール。またもや余裕がある勝ち方。

このレースぶりを見る限りでは、いまのところ敵無しに思えます。


2着はもう1頭の3連勝馬、2番人気ワグネリアン
次に控える大舞台を意識してか、折り合い重視の乗り方でポジションは中団、鞍上の福永騎手が心なしか手綱を短めに持っていたように見えました。

今回は10頭立ての少頭数でしたが皐月賞はフルゲート18頭。
だから初めからしっかりと折り合いをつけて、馬に我慢を覚えさせようと考えていたのではないでしょうか。先を見据えた、そして馬の力も十分に引き出す騎乗でした。
この経験は、次走で必ず生かされることと思います。


3着は4番人気ジャンダルム
無敗の馬が人気を集めたため4番人気ではありますがG2デイリー杯2歳優勝、G1ホープフルS2着の実績はかなり優秀です。

鞍上の武騎手は好スタートを切ると好位をキープ、このスタート時のハミの“抜き方”の上手さには、つくづく感心させられます。手綱を長めに持ってハミが当たらないようにするので、スタートして勢いづいてしまいがちな馬もすぐにニュートラルな状態になります。
本当にアタリが柔らかい。馬に余計な緊張・負担を与えない。誰にも真似できない、まさに天才的な技術です。

しかし武騎手がこれだけ完璧に乗っても前の2頭に敗れたというのは現在の力の差でしょうか。いや、フルゲートとなれば何が起こるかわかりません。

今回のように好位のインで淡々とリズム良くレースを進められれば、他の有力馬たちが折り合いや仕掛けどころで苦労する間にスンナリ抜け出して勝つ、なんてことも考えられます。そのくらい能力の高い馬だと思います。



Copyright © 2006 WORLD, Inc All Rights Reserved.
このサイトに掲載の記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。すべての著作権はWorldに帰属します。

前のページへ戻る

PAGE TOP