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金鯱賞 敗れたサトノダイヤモンドをどう見る


昨年よりG1レースに昇格した大阪杯、その前哨戦となるG2レース、第54回金鯱賞が先週日曜日に中京競馬場で行われました。

9頭の少頭数ながら昨年のダービー2着馬スワーヴリチャード、一昨年の菊花賞・有馬記念を制したサトノダイヤモンド等、トップレベルの馬たちが出走し、大変に見ごたえのあるレースになりました。


1番人気は無理のないローテーションでここまで順調にきているスワーヴリチャード
単勝1.6倍が示す通り、僕もこの馬の頭は固いと見ていました。

鞍上のM.デムーロ騎手はすっかり馬を手の内に入れており、折り合いもピタリとついて好位追走。流れがかなり遅かったためか向正面で少し行きたがる素振りを見せましたが、すぐに落ち着いて、その後の走りには全く影響がない程度でした。

4コーナーを回るときも手綱は持ったまま。逃げたサトノノブレスを捕まえにいくあたりは余裕さえ感じられました。着差は僅か1/2馬身ながら内容としては圧勝、まさに横綱相撲。
安心して見ていられるレースぶりでした。デムーロ騎手も前走・有馬記念(4着)の敗因がなんであるかをふまえた上での位置取り。さすがの騎乗です。


2着は逃げた8番人気サトノノブレス
昨年の金鯱賞11着、その後は僚馬サトノダイヤモンドとともにフランスへ渡りフォワ賞6頭中6着、凱旋門賞18頭中16着と厳しいレースが続き今回のレースも9頭中8番人気で挑みましたが、もともと重賞4勝、2013年菊花賞2着などの実績があるかなり能力の高い馬。5か月ぶりのレースでしたが体調面の問題もなく良い雰囲気でした。

スタート後、スッと先手を取り、あとはスローに落とす。前半1000M通過が63.1秒。
有力馬2頭が速めに上がってこなかったこともあり、ラクに息を入れて逃げられたのが好走できた最大の要因でしょう。初騎乗の幸騎手、素晴らしいレース運びでした。


3着に2番人気サトノダイヤモンド
デビュー時から評判が高く、前走の凱旋門賞と前々走フォワ賞を除くと〔7.1.2.0〕という立派な戦績、何と言ってもあのキタサンブラックを僅差抑えて1番人気におされ勝った3歳の有馬記念は衝撃的でしたね。残念ながら凱旋門賞では15着に敗れ、それ以来の実戦ということもあり今回は1番人気ではありませんが、太め感なく仕上がりは上々。

海外遠征の後、日本に戻って初となるレースでは大抵の馬が凡走しがちです。
しかしサトノダイヤモンドは違いました。

あの遅い流れで十分にパワーがたまっていたにもかかわらず、仕掛けて反応が少々鈍かったのは稍重の馬場状態や久しぶりのレースということが影響したかと思いますが、それでもメンバー最速の33.7秒の上がりで3着まで突っ込んできました。これだけのレースができるのはやはり底力があるから。


競走馬は1度レースを経験すれば、次走では反応が良くなります。
今回の走りを見れば、次走は変わってきそうですけどね。



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