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桜花賞 異次元の末脚に驚嘆


クラシック第一弾、第78回桜花賞が阪神競馬場で行われました。

今年は桜の開花が早かったため満開状態に保つのはさすがに無理だったようですが、それでも十分に美しく、主役である3歳牝馬たちの戦いに彩りを添えてくれました。

僕が最も注目していたのは単勝1.8倍、ラッキーライラックです。

昨年暮れのGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ、そして前走3月のGⅡチューリップ賞での、他馬に全く隙を与えない圧倒的な勝ちっぷりを見てしまうと、まず負けはしないのではと思っていました。

しかし、結果は2番人気アーモンドアイに衝撃の末脚を使われ、2着に敗れてしまいました。

ラッキーライラック鞍上の石橋騎手はデビュー16年目、若手イケメンジョッキーとして人気の高い彼も気づけば34歳のベテランです。GⅠレースは2012年に天皇賞・春をビートブラックで制しており、昨年は自信最多となる67勝を挙げて今がまさにジョッキーとして脂がのっている時期。
今回このような素晴らしい馬に騎乗する機会を得られたのも、これまで騎手として歩んできた道程や努力が良い縁を引き寄せたということでしょう。

GⅠレース、それもクラシックという一生に一度の晴れ舞台はまた特別なものです。
天皇賞を勝った時、ビートブラックは14番人気でした。申し訳ないけれど、人気馬として周囲にがっちりマークされながらも力で突破してという勝ち方とは違います。おそらく大舞台でこれほどの人気馬に騎乗するのは初めてではないでしょうか。
凄まじいプレッシャーに襲われながら、それでも前走や前々走と同じように乗りさえすれば結果はついてくる、この馬ならば普通に乗れれば負けはしない、そう心を奮い立たせてレースに臨んだことと思います。実際、レース運びや馬の走りなど内容としては完璧でした。
折り合いがついて位置取りも良く、何より追い出しを少し我慢してからスパートをかけるところは見事。これ以上ないくらい上手く騎乗できていました。

完全に勝利パターン。
これで負けたら他に打つ手がありません。
勝った馬が強すぎた、ただその一点に尽きます。

その勝った2番人気アーモンドアイ。

前走GⅢシンザン記念を勝ったときの末脚が鮮やかで強烈な印象を残しましたが、このような脚はペースによって左右されるため安定感に欠けるとも言えます。
しかし、そんな不安をあざ笑うかのようにレースでは後方2番手から直線で外に出すと、他馬とは異次元の脚を使い、あっという間に全頭を抜き去って先頭でゴール。
あれだけ脚が切れる馬に乗っていたら、ジョッキーとしては最高に気分が良いでしょうね。
ルメール騎手はレース後に三冠という言葉を発しましたが、そう口に出してしまうほど手綱から伝わってくる感触がとび抜けて良いということなのでしょう。
府中の2400mでどんなレース、どんな脚を披露してくれるのか、楽しみです。

3着に3番人気リリーノーブル。

阪神JF2着、チューリップ賞3着と能力は3歳牝馬でも上位。さらに今回は、前走に比べて折り合い面で大幅に成長したのが明らかにわかり、内容がとても良くそつのないレースができていました。
現時点では正直、1、2着馬とは着差以上の差を感じましたが、成長著しい3歳馬のこと、オークスでのレースぶりにも注目したいところです。



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