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オークス アーモンドアイはダービーに出てほしかった!


牝馬クラシック、第79回オークスが東京競馬場で行われました。


最も注目していたのは、桜花賞馬アーモンドアイ。単勝1.7倍の断然人気。
前走は後方から驚異の末脚を使い他馬をねじ伏せる強い勝ち方を見せてくれ、今回も同様に後ろからの競馬になると思っていたところ、なんと好位グループに位置を取りレースを進めました。馬のテンションが少し高く、それでスタート直後からハミを取り自分で前へと行ったようです。

しかしそれでも鞍上のルメール騎手は動揺することなく、また無理に引っ張って馬と喧嘩するわけでもなく、その位置のまま徐々に抑えつつ馬をなだめて流れに乗りました。


ペース自体は、馬場状態などを考慮すると平均よりやや遅めだったと思います。
こういう若い牝馬のレースだと、2400Mの距離を走破するためにはどのジョッキーも体力・脚を温存したいと考えるのは当たり前。自然に流れは遅くなります。

結果的に前残りの展開となったので、アーモンドアイがもしも前走と同様の後方一気のレースを選択していたら、たとえどれほど凄い脚を使っても届かなかったと思います。

とはいえ今回を含め、これまでのレースぶりを見る限り位置取りやペースは関係なく、つまり、どのポジションにいようが流れが速かろうが遅かろうが、必ず最後の脚が使える馬なのではないでしょうか。


桜花賞のときは後方から行って上がりがメンバー唯一の33秒台、最速の33.2秒。
これはまぁ、わかります。
しかし今回のオークスは行きたがって好位からの競馬になり、それでいて上がりが桜花賞と同じ33.2秒。もちろんメンバー最速。33秒台前半はこの馬だけです。

デビュー戦から今までのレースで、勝っても負けても常に一番速い上がりなんですよね。確実に最後の脚が使えるのは凄いことです。

また、ルメール騎手が狙ってあの位置を取ったのなら“さすがルメール騎手”と思うところですが、今回はアーモンドアイ自らが行きたがって結果的に好位追走となったので、ただただ馬の力に驚くばかりのレースでした。


勝因はただ一つ。馬の能力です。
気が早いかもしれませんが、ただ単にこの世代で強いというだけでなく、歴代の名牝たちに匹敵するのでは。そう思わせるレース内容でした。

今週のダービーに出てほしい。本気でそう考えてしまいました。


2着は川田騎手騎乗4番人気リリーノーブル。桜花賞では3着に敗れましたが、阪神JF、チューリップ賞当時よりも肉薄する内容でしたし、逆転する可能性もあると見ていましたが、その形の結果となりました。

3着に石橋騎手騎乗2番人気ラッキーライラック
リリーノーブルと共に1枠の2・3番と絶好の枠を引き当て、スタートもスムーズ、それぞれの鞍上が好位で流れに乗り完璧な騎乗をしたと思います。それでも勝ち馬と並ぶ間もなく一瞬で抜かれてしまい、心情としては相手が強すぎた、それだけでしょう。


個人的には石橋騎手に勝ってもらいたい気持ちもありました。
G1レース、それもクラシックを勝つのは本当に難しいとあらためて思います。


今週はいよいよ日本ダービー。
今週は記者やファンなど競馬に携わる人全てが心躍る週ではないでしょうか。

ただし、調教師をはじめ厩舎スタッフたち出走馬の関係者にとっては楽しみよりも、無事にダービー当日を迎えられるようにと、必死に不安や緊張と戦う一週間になります。

僕だけなのかもしれませんが、以前はレースでラフプレーにより降着処分を受ければ3週間の騎乗停止になっていたので、ダービーの日より逆算して3週前からは絶対に降着にならないよう細心の注意を払い騎乗していました。

若い世代はともかく、ある年代以上の競馬関係者・ファンには、そのくらい特別なレースだと思います。日曜日が待ち遠しいです。



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