平日コンテンツ

エプソムC サトノアーサーはココでは一枚上手!


府中での競馬開催も残すところあと2週、その後は福島へと舞台を移します。
今週から函館競馬も始まり、本格的な夏が近づくのを感じています。

先週は東京競馬場でG3第35回エプソムカップが行われ、2番人気サトノアーサーが優勝。

好メンバーが揃った一方、梅雨時期の今は馬場状態が日ごとに変わるので、道悪が得意・不得意な馬を見極める必要もありましたが、前走メイS3着を叩いて迎えたココでは一枚上手でしたね。


当日は朝からの雨で、午前中は良の発表だった芝がメインレースの時間には重に変更。

メンバーにはディープインパクト産駒が数頭おり、サトノアーサーもその一頭。とはいえ、過去には稍重・重馬場でも好走実績はありました。鞍上の戸崎騎手も、馬場の良いところを選んで上手にリードしていましたね。

大外16番枠だったこともこの馬にとってはプラスだったと言えるでしょう。
もしこれが内側や真ん中あたりの枠だと、スタート後にいったん下げて徐々に外へ持ち出すように乗らなければ、今回通った場所は走れませんでした。戸崎騎手も大外からのスタートにより多少ラクな気持ちで乗れたのでは。

昨年のクラシックでも期待された素質馬が成長し、さらに力をつけて臨んだ今回のレースで見事、初重賞制覇です。この日、この馬場、この展開で人馬が力を出し切った結果だと思います。


2着は4番人気ハクサンルドルフ
重賞経験はあまりありませんが、デビューからずっとコンスタントにレースに出て好走を続けている馬です。とにかく安定感があり大崩れがほとんどなく、関係者にとっては非常に有難い、親孝行タイプ。道悪を苦にせず、昨秋も不良馬場の甲斐路Sを勝っています。

鞍上の川田騎手が、返し馬のときに大丈夫だと確信したと後に語ったとおり、レースでは位置取りをやや後方にし、余裕の追走。末脚が絶対に使えると信頼して乗っていたのでしょう。

その鞍上の気持ちに応えるかのように、ハクサンルドルフは直線に向くと上がり3Fを34.7秒の脚を使い一気に差してきました。先に抜け出していたサトノアーサーには半馬身届きませんでしたが一頭だけ違う脚で見せ場は十分すぎるほどありました。

長所を存分に引き出した川田騎手の騎乗、ここぞとばかりに力を見せてくれたハクサンルドルフ。勝ったコンビと同様、大変に良い内容のレースでした。


1番人気ダイワキャグニーはまさかの14着大敗を喫しました。
道中は手応えが良さそうな雰囲気で追走していたようでしたが直線に入ってからは横山典騎手が追い出しても反応せず。

戦前、1番人気は妥当と誰もが思うほど能力があるこの馬の不安材料として挙げられたのが、重馬場でのレース経験がないことでした。デビューからこれまで全て良馬場でのレースだったため、当日に予想される重馬場が走りに大きく影響するのでは、と。レースが終わってみると、やはりこの馬には合わない馬場だったと思います。

どれほど力があっても馬場や位置取り、ペースひとつに泣かされ、結果が出せない馬が沢山います。当日の馬場、メンバーの脚質、枠順など全ての要素から予想しなければならないわけで、だからこそ自分の考えが的中したときの気分は例えようがなく、その難しさも含めて競馬の魅力なのだと思います。



Copyright © 2006 WORLD, Inc All Rights Reserved.
このサイトに掲載の記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。すべての著作権はWorldに帰属します。

前のページへ戻る

PAGE TOP