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『偽りなき強さを夏夜に輝かせて』


【2009年 スパーキングレディーカップ】

大山ヒルズで育成されていた当時から、高い評価を受けていたラヴェリータ。雄大な馬格の持ち主でありながら、仕上がりも早く、夏の函館(芝1800mを9着)でデビューした。札幌の芝1500mでも5着に敗れたものの、3か月のリフレッシュ後に真実(イタリア語でラヴェリータ)の強さを発揮し始める。京都のダート1400mを4馬身差の圧勝。もともと砂戦線でこその遺伝子を見込まれていた。
 キーンランドの07年セプテンバーセールにて購買されたアメリカ産。父は多数のG1ウイナーを輩出しているアンブライドルズソングだ。母ゴークラシック(米3勝)は、ミスタープロスペクター系を発展させたゴーンウエストの肌。ハローシアトル(G1・マザリーンS)、ダンススマートリー(G1・BCディスタフ)らが近親に居並ぶ良血である。
ポインセチア賞をレコード勝ち。続くヒヤシンスSも、クビ+クビ差の3着だった。昇竜Sでは、牡の一線級を完封。勝ちタイムの1分43秒6は、開催中で最速となる優秀なものである。後続を5馬身も置き去りにして、関東オークスで初重賞制覇を飾る。初対決となった古馬を撃破しスパーキングレディーCも連勝と、早くもトップクラスに君臨した。
 持ち乗りで担当した牧口裕一調教助手は、こう快進撃を振り返る。
「オン・オフの切り替えが極端で、競馬へ行くと一気にテンションが上がります。そんな特徴や天性のスピードからも、距離はマイルまでかとも思っていたのですが、走り出せばむしろリラックス。普通は止る流れでも、この仔にとってはマイペースなんです。フィリーズレビュー(6着)やローズS(13着)を見ても、芝ではテンからエンジンを吹かさないと前へ行けません。だから、スタート地点もダートがいい」
 その後のダート重賞は4連敗。ただし、調子自体に問題があったわけではない。ゲートで後手を踏んでしまうパターンに泣かされたのだ。4歳になって、またひと皮向け、レース運びが安定。控える戦法も板に付いた。名古屋大賞典、スパーキングレディーCで重賞に勝っただけでなく、シリウスSを2着。身体面の充実も顕著だった。
「こんな豪快な乗り味は初めて。デビュー当時と比べ、体重が20キロくらい増えました。普段は大人しく、とても人懐っこい。飼い葉をもりもり食べてくれ、一段と幅が出てきたんです。ダイナミックなストライドがより柔らかく、大きくなりましたね」
 5歳シーズンは、TCK女王盃、エンプレス杯に優勝。そして、スパーキングレディーカップCの3連覇を達成した。レディスプレリュード(2着)、JBCレディスクラシック(2着)と健闘したうえ、ラストランのJCダートも4着に食い下がっている。余力を残して繁殖入りした。
 初仔のネフェルティティ(父ゴールドアリュール、1勝)以降は、トップサイアーのディープインパクトが配されている。ワンフォーオール (1勝)に続き、現2歳のアイトマコト(牝)も母似の芦毛である。どんなパフォーマンスを演じるのか、楽しみでならない。
 


第13回スパーキングレディーC GⅢ
1着ラヴェリータ    牝3 54 岩田康誠 松元茂樹
2着クィーンオブキネマ 牝5 55 内田博幸 領家政蔵
3着メイショウバトラー 牝9 56 武 豊  高橋成忠

 単勝  140円
 枠複  720円
 馬複  700円
 枠単  850円
 馬単 1,060円

3連複   670円
3連単  2,640円




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