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ラジオNIKKEI賞 フィエールマンは勝てたレースでしたが……


夏の福島開催が始まりました。
本来であれば梅雨の真っただ中、馬場がすぐに悪くなってしまう時期の開催ですが、今年は雨が少なく当日の福島競馬場も好天に恵まれ、芝のレースで速い決着も多く見られました。

日曜メインレースは3歳のハンデ戦、G3第67回ラジオNIKKEI賞。
優勝は2番人気メイショウテッコン

これまでは逃げて好成績をあげてきた馬が今回はハナ争いをせずに3番手で追走したことについては、鞍上の松山騎手が逃げにこだわらず、このように乗ろうとあらかじめ決めていたように感じました。福島みたいな小回りコースなら今までどおりの乗り方がプラスに働くと個人的には思いますが、あえて違う戦法をとるのはとても勇気が要ることなので、おそらく彼にとっては、そこに勝算があったのでしょう。

ブリンカーを着けていたことで前を行く馬を追いかけようとする気持ちが前面に出てしまい、多少折り合いが難しい場面がありながらも鞍上がうまく宥めていました。
4コーナー手前から前にいる2頭の外側に出して早めに追い出したところを見ると、鋭く反応して切れる脚を使うタイプではなくジワジワとよく伸びる脚を使う馬なのかもしれません、それを踏まえてのコース取りかと思われます。

松山騎手は会心の騎乗ができたと満足の内容だったのではないでしょうか。
重賞初制覇のメイショウテッコンは安定した走りをしてくれるタイプなので、この先も中~長距離レースでの活躍が期待されます。


1番人気フィエールマンは2着。
芝1800mのレース2戦2勝の戦績を誇るこの馬、今回、慣れた距離で初重賞勝利を狙うもスタートがまだあまり上手ではなく、このときもダッシュがつかずに後方の位置取りになりました。1コーナーでポジションを少し上げていったようですが最終的には4コーナーを最後方で回り、最後は短い直線を凄い脚を使って追い込み、半馬身届かずの2着。

結果論で申し訳ないのですが道中はペースを上げずにリズム良く走ることに専念、最後方のままで追走して、福島の短い直線をイメージしながら3コーナーあたりで一気に仕掛け、追い出す乗り方をしていたら、前を捕らえることができたと思います。

石橋騎手は速い流れだったこともあり、あのポジションでも届くと信じて乗っていたのでしょうが、このコースの特徴として、速い時計の決着になるときは前残りになりやすい傾向にあります。これだけの脚を使える馬なら、能力は相当なもの。“まくる”のも1つの手だったと思います。

騎手として、そのあたりは各競馬場のいろいろな条件のレースで場数を踏むことで鍛えられるでしょうし、あとは腹をくくること、思い切りの良さといった点が大事なのかもしれません。



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