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七夕賞 丸田騎手は馬の持ち味を最大限に引き出した


サマー2000シリーズの第一弾、G3第54回七夕賞が福島競馬場で行われました。

そもそもハンデ戦というものは荒れやすく、年齢や性別・実績など個々に合わせ適正な斤量が振り当てられるとはいえ、やはり実績があり過酷な斤量を背負わされる馬などは最後の末脚に影響が出ます。

またハンデだけでなく馬場によっても想定外の展開になることも。
七夕賞も梅雨時の開催が影響するのか、過去10年間の結果を見てもわかるように固い決着がほとんどなく、1番人気が凡走したり人気薄が2・3着に絡むなど荒れる傾向にあります。

今年も出走馬12頭中、11番人気と12番人気が3着以内に入り、3連単が250万円超となる大波乱の決着となりました。


その主役が11番人気メドウラーク
約3年ぶりの勝利を初重賞制覇で飾りました。
当日の馬場状態は良、ただ前日の降雨で多少は力が要る馬場になっていたのだと思います。

そしてレースの出走頭数12頭というのはジョッキーには競馬がしやすい手ごろな頭数。
それぞれが思いどおりのポジションを取りに行くのが容易で自分の競馬をしやすいため、全体的に落ち着いた流れのレースになると思われました。

しかしマイネルミラノ鞍上の田辺騎手が果敢に逃げて前半1000mは58.2秒。とはいえこの馬の脚質を考えると暴走とは言えない範囲です。トップハンデの57キロを背負ったうえに足もとが緩い状態だったため9着に敗れましたが、条件さえ整えばそのまま上位に入線しているような内容だと思います。

メドウラーク鞍上の丸田騎手はレース前半、後方2番手につけて無理はせずに体力温存。
後半1000mが62.6秒ということから、いかに好位グループが後半に入って脚が止まってしまったのかがわかりますが、その後半、丸田騎手は3コーナー過ぎから一気に仕掛けだしポジションを上げていきました。

直線残り100mで先頭に立つと後続を振り切ってゴール。
勝因はペースがハマったこと、仕掛けのタイミング。それと3~4コーナーの立ち回りでしょう。外々を回らずにロスを最小限に抑えたことが最後の馬の伸びにつながりました。
馬場やペースを味方につけて馬の持ち味を最大限に引き出す騎乗、見事でした。


2着に4番人気マイネルサージュ
福島競馬場と相性が良く、4月の前走も芝2000mの福島民報杯を優勝しています。今回は斤量が1キロ増えながらもその勝った前走と同じタイムで走破。安定感がある馬です。

しかしレースはスタートで後手を踏み、最後方から。
勝ち馬と同じように上がっていくものの最後は一歩およばず、クビ差の2着に敗れました。
この僅かな差は、位置取りの差。力は十分に示すことができたのではないでしょうか。



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