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京成杯AH 夏を闘い抜いた馬たちに敬意を払いたいです


ほんの少し前まで猛暑だの熱帯夜だのと愚痴っていたのが嘘のように、一気に秋の気配が押し寄せてきました。

先週からは中山競馬場に舞台を移し、秋競馬が開幕。ただし日曜メインとして“サマー”マイルシリーズの最終戦、G3第63回京成杯オータムハンデキャップが行われました。

優勝はミッキーグローリー
これまでの戦績が1戦を除いて全て3着以内というこのディープインパクト産駒の5歳馬は、今回が初めての重賞挑戦。これは3歳時に500万下を勝ってこれからという時期に1年半近くの長期休養があったためで、今回がまだ11戦目だからです。

長く休養すると、その後の走りに不安が生まれそうなものですが、やはり能力が違うのでしょう。復帰戦こそ6着(唯一の4着以下)だったもののそれからは順当に勝ち進み、前走の準オープン・阿武隈Sを快勝。満を持して今回の重賞レースに出走してきました。
レースは開幕週の芝コースなだけあって淀みなく、ピッチの良い流れになりました。
その中でミッキーグローリーは後方グループに位置取り。

550キロの大型馬なので、スローでごちゃごちゃするレースよりも鞍上のルメール騎手としては乗りやすかったことでしょう。枠番が6枠10番ということもあって外々を回るレース運びをしていましたが、本当はこのような馬場状態の場合、内々を通っていくのがベストです。そこをあえてインを選ばずに乗っていたのは、おそらく大型馬であるために、より一層リズムを崩さない騎乗を心がけていたのだと思います。

3・4コーナーから仕掛けだすと反応も良く、直線でぐんぐん伸びてゴール。
5歳馬とはいえ休養が長かったおかげで身体が若く、これからがかなり楽しみな馬ですね。


2着は3番人気ワントゥワン
スタートで出脚がつかず後方2番手からの競馬になりましたが、4コーナーから大外へ出すとメンバー最速の上がり33.0秒の脚で一気に伸びてきて2着に突っ込んできました。

ペースなど展開がハマったこと、斤量が軽量の53キロだったことが好走の要因でしょう。
重賞勝利こそありませんが、ほとんど掲示板を外すことない安定感が強みのワントゥワン、馬場状態や流れなどレースの条件次第でこの先も期待ができそうです。

今回はレース、上位馬のポジションを見てみると中団よりも後ろにいました。
馬場を考えると前残りの馬がいてもよいはずですが、これはレースが3コーナーを過ぎたところでウインガニオンが動いて先頭に立ち、そのあたりから前にいた馬たちは息が入らずに苦しくなったためでしょう。上位馬にとっては運も味方したレースでしたね。


ワントゥワンはサマーマイルシリーズ3戦全てに出走し5・2・2着と健闘しポイントランキングでは1位でしたが、チャンピオンとして該当馬は無し。

サマージョッキーズシリーズも、1位のデムーロ騎手がポイントでは2位以下に差をつけながら対象レースで1勝以上していないために2位の福永騎手がチャンピオンになりました。


それぞれのレースで敗れてしまったのに、そのレース優勝者を差し置いてチャンピオンになるのは確かに不自然ですが、かといってシリーズ中の1戦に出走し1着の馬に比べて、3戦全てで好走(それも2着2回)したワントゥワンの方が劣っているとは思えず。

このあたりは賛否が分かれるでしょうが“シリーズ”と銘打っているので、シリーズを通して活躍したという意味で、個人的にはチャンピオンに相応する馬だと思います。



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