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高松宮記念 1・2着馬の鞍上は組み立てが完璧でした


桜が次々に咲きはじめ、春らしい陽気になってきました。いよいよ春のG1シーズンが到来。先週は中京競馬場でG1第49回高松宮記念が行われました。


優勝は福永騎手騎乗のミスターメロディ
1年前のG3ファルコンSを優勝し1400Mを中心に走ってきた馬が初めて芝の1200Mに挑み、前走G3阪急杯は1番人気ながら7着に敗れたものの、その前走は他馬との接触も響いてのもの。個人的にもココでの巻き返し余地は十分と見ていました。

レースでは2枠3番の内枠を引き当て、コースロス無しに好位で上手に立ち回りましたね。福永騎手はスタートダッシュを決めてゲートを飛び出した後、一度はそのままのポジションをキープしながら追走できるだろうとの考えで乗っていたと思います。

ところが初めての芝1200Mのペースにまだあまり慣れていないこともあって馬に少々の戸惑いがあり、そのペース自体もさすがにG1レースとなると速めに。

このままの状態だと周りに置いていかれて位置取りが予測したよりも悪くなってマズいと考えたのか、福永騎手はすぐさま手綱を緩めて前へと促すような形を取りました。その後は3コーナーに到るまでに内側の空いた良いスペースに馬を導いて、脚をためる乗り方。

ここまでで、騎手としての仕事をパーフェクトにこなせたと思います。

あとは直線でどれだけ伸びてくれるかはミスターメロディ次第。

馬の力に全て任せる以外に騎手がやることはありません。
そして鞍上の騎乗に応えるように、ためた脚をしっかりと使って1着でゴール。G1初制覇。
勝因は当然馬が能力を出し切った結果なのですが、その力を最大限に引き出したのが、スタートからゴールまで完璧にレースを組み立てた福永騎手の騎乗です。


2着に12番人気のセイウンコウセイ
2017年の高松宮記念優勝馬ですが以降2年間はG3函館SS優勝など重賞での連対がある一方で2ケタ着順も目立つようになり、前走のシルクロードSも15着ということでこの人気でした。今回は2年前に制した高松宮記念でコンビを組んだ幸騎手が久しぶりに手綱を取って好結果。

好走の要因は勝ち馬の隣、2枠4番の内枠からのスタートから好位について、スムーズにレースの流れに乗れたこと。それと鞍上が強気でレースを進めたことにより、セイウンコウセイの持ち味を遺憾なく発揮させられたことでしょうか。

1・2着馬共に鞍上の、ベテランらしい巧みな騎乗が印象的でした。


ダノンスマッシュは1・2着馬とは対照的に外枠である7枠13番からのスタートとなり、また鞍上の北村友騎手は同じく人気になっていた武騎手騎乗のモズスーパーフレアを目標として乗っていたようで外々を回らざるを得ませんでした。

ポジション的には良かったのですが、モズスーパーフレアが(勝負の)相手と考えマークして外を回る乗り方だったので、早め早めに動いて脚がためられなかった分だけ、直線での伸びを欠いてしまいました。

今回は結果的に、馬場のバイアスの影響が思いのほか大きく、枠番も結果に影響してしまいましたね。ただダノンスマッシュはまだまだ伸び盛りの4歳馬。今後、大舞台で借りを返してくれることでしょう。



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