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ユニコーンS 初ダートで見事に結果。乗り手冥利に尽きるのでは


先週は競馬界で大変なことがありました。
前々から継続して使用しているサプリメントに禁止薬物が含まれ、摂取した可能性がある全ての馬を対象として競走除外、その数はなんと156頭。前例のない規模です。

G3函館SSは13頭のうち6頭が除外され、そこには有力馬も入っていたためファンも戸惑ったことでしょう。また5頭立てとなったレースでは売り上げが大きく落ち込んだとか。

大変な混乱の中で開催された週末の競馬、厩舎関係者もファンも気の毒ですが、やはり愛馬が除外になったオーナーが一番つらいと思います。


日曜日に東京競馬場で行われたG3ユニコーンSも15頭中2頭が除外、3歳のこの時期、順調に勝ち進んでいざ重賞と意気込んでいたらこの事態です。先々の出走予定など全てが狂ってしまうので可哀想ですね。今回除外の対象となった馬には次週以降の優先出走権が与えられるそうですが条件が合うレースがなければ意味がないし、次週に出走を予定していた馬は押し出されることになるし大変な被害です。

ただ、これがレース後の検査で発覚したのであれば取り返しのつかないことになっていたでしょう。摂取していない馬もいたかもしれないのに、少しでも可能性がある馬を全て除外にした点に関しては、迅速な対応だったとも言えるかもしれません。


さてユニコーンS。
優勝したワイドファラオは、初めてのダート戦となるこのレースで見事勝利。

もともと前々走のG2レースニュージーランドTを勝っているように能力は高い馬。今回、勝機を見出だせたのは、スタートから自分の形に持ち込めたところでしょう。1枠1番から好スタートを切って、ペースは速かったものの2番手が競ることなく上手に控えてくれたのもあり1頭で気分良く走れたことが勝因と思います。初めて実戦で砂の上を走り、

鞍上の福永騎手はデビューから数戦手綱をとりましたが、その当時からワイドファラオの高いダート適性に気づいていたようです。一流ジョッキーであれば、それこそ何千頭もの様々なタイプの馬に騎乗した経験から、距離や芝ダートの適性などはレースで騎乗したときに大体わかるでしょう。

ただ、無論必ずしもその判断が当たるわけでもなく。加えて、それを自らの意見としてオーナーや調教師に進言して良い結果が得られなかった場合、信頼を失うこともあるため難しくもあり。結果が全ての世界、こうして自分が長年培ってきた感覚が正しかったことが証明され、この先も自信をもって騎乗に臨むことができるのでとても嬉しい勝利だったのではないでしょうか。

2着はデュープロセス
4連勝で挑んだ初めての重賞、中団から脚を伸ばして上がりは最速の36.5秒。一度は先頭に立ったものの勝ち馬に差し返されアタマ差の惜敗となりましたが、3着以下に3馬身をつけた今回の1・2着馬は、力が抜きん出ているように見えました。



1番人気7着に敗れたデアフルーグは、ペースを考えればあの後ろからのポジションは問題なかったと思います。1着馬が逃げ切り、2着馬が中団からの差しと、あまり偏らずにこのような展開の場合、ペースがレース全体の流れを決めたわけではなく、個々の力がものをいうレースだったと言えます。デアフルーグが直線で伸びかけながら止まってしまったのは全体的に流れが速く体力を奪われる展開に対処できなかったのでは。経験や成長でどんどん変わってくると思うので、これからも期待したい馬です。



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