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宝塚記念 最後の最後の最後までレーン騎手が凄かった!


上半期を締めくくる第60回宝塚記念が阪神競馬場で行われ、紅一点リスグラシューが優勝、G1レース2勝目をあげました。

この馬は、道中は中団あたりで待機しつつ追走、直線で差してくるというのが好走パターン。それを今回2番手についてレースをし、あっさりと勝ってしまうのだから恐れ入ります。

スタートして馬の行くなりに出していって、ペースを読み、この位置でも大丈夫と判断したレーン騎手もさすがです。


馬場状態は良の発表でしたが、もちろん良といっても実際の状態は様々なのはご存じのとおり、パンパンの馬場、少し水分を含んで時計のかかる馬場などがあり、また開催初日と最終週でも大きな違いが出てきます。騎手たちは、前日から当日の早い時間のレースで騎乗する機会があれば、馬場状態を実際に身体で確かめることができます。

さらにレースではメンバー構成も影響し、レーン騎手はこうした点をふまえてリスグラシューに前めの競馬をさせたのでしょう。

逃げ馬がただ一頭、それが1番人気のキセキということもあり、外側から見ながら、そして1コーナーまでのレース全体の流れを感じながら前につけて2番手をキープ。大外枠だったことも幸いしました。

外から被せられることがないため、流れによって前につけたり、ペースが速いと感じれば抑えて好位もしくは中団あたりにつけることができる、動きやすい枠だからです。

もちろんレースの距離や流れ、コース形態によっても変わってくるし内枠は内枠で壁を作られて出られなくなるなど不利なこともありますが、レースにおいては内枠が有利で外枠は不利なイメージが根付いており、そのとおり確かに内側でロスなくそつなく乗るのが基本というか理想的です。ただ今回に関しては外枠が大きなプラスに働いたようです。

レースの流れは1000M通過60.0秒のスローペース。このペースでなら体力をしっかりと温存でき、4コーナーを回るときは手応え十分。追い出してからの脚も衰えることなく最後は3馬身差をつけての圧勝でした。リスグラシューは大崩れしないどころか18戦して4着以下が3度しかなく、それも8着より後になったことがない馬。G1をいくつも勝てる馬なのはわかっていますが、今回に限っては、その高い能力を存分に発揮できたのはやはりレーン騎手の騎乗あってこそだと思います。


2着は逃げたキセキ
逃げるには最適な最内枠に入り何が何でも好スタートを決めたいところですが、ゲートを出てからの出脚が鈍く、馬の反応があまり良くありませんでした。

川田騎手が押して押してハナを取りに行き、他に逃げ馬がいないのもあってか他の騎手たちもキセキが先頭に立つのを待って、抑えているように見えました。おかげでスタートが良くなかったわりには無理なくハナに立つことができ、その後はマイペースでゆったり逃げて最後まで粘って2着。力は発揮できたと思います。

最終的に3馬身もの差をつけられたのは、レースを観ると内側の芝が少し傷んでいるようで、キセキはそこを通った分だけ消耗が早くなってしまったのでしょう。


前につけていた馬が着順は多少入れ替わりながらも、そのまま上位にきています。また5着までを上位人気のG1馬で占めています。ペースが遅く脚をためられる流れで人気馬=実力馬が前めの位置につけたら、結果は当然こうなるだろうというレースでした。



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