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関屋記念 1番人気馬でジックリ待てる…馬も騎手も凄かった


お盆休みに入り多くのファンで賑わう新潟競馬場では先週、サマーマイルシリーズ2戦目、G3第54回関屋記念が行われミッキーグローリーが優勝。勝ち時計は1分32秒1と、高速馬場らしい決着でした。

最初の1ハロン以外はずっと10~11秒台のよどみない流れ、レース前半の半マイルが46.5秒、後半が45.6秒と後半は前半に比べ0.9秒も速く、上がり勝負となりました。

こういう展開になれば有利なのは、前に行った馬です。実際に2着ミエノサクシードと3着ソーグリッタリングは、2頭とも好位でレースを進めていました。

しかし勝ったミッキーグローリーは、後方3番手からの追走。
この事実だけでも、いかにミッキーグローリーの末脚が鋭かったかがわかります。

後方3番手のまま直線に入り追い出すも前には他馬により壁ができ、また、馬も少し内にモタレていた感じでした。そのわりに鞍上のルメール騎手は積極的に外へ出すような動きを見せず、そのまま残り200M。
この馬は昨年11月のマイルチャンピオンシップ(5着)以来9か月ぶりの出走で、今回は休養明けが影響しているのかまだ動きが重そうで、もたもたしているように見えました。
であれば尚更、普通の騎手なら追い出しても反応が鈍いのではという不安もあって、とにかく外に出すことを試みるでしょうし、もっと激しく馬を追い出していきます。

それをルメール騎手は、エンジンのかかりが遅いと感じつつも、プレッシャーをかけて戸惑いや焦りを馬に抱かせるようなことは一切せず、リズムに任せた状態で進めました。
そしてラスト200Mから外に出し、一気に差し切り勝ち。
かなり高い能力をもつ馬なのはわかっていても、展開が向いてると言えないレースでこんな勝ち方ができるのだから驚きです。1/2馬身差をつけてのゴールでしたが、着差以上の強さを見せつけられました。

このルメール騎手の、思いどおりの展開にならず焦りが生じそうな場面でも全く動揺せず、馬の気分・リズムを1番に考える乗り方はそうそう真似ができません。1番人気なら尚のこと、大敗は避けたいし、あんなに待ってはいられないのでもっと早く動いていたはず。

馬も騎手も凄かった、そんなレースでした。


2着ミエノサクシードと3着ソーグリッタリングは好位でレースを進め、直線残り400Mあたりで先頭争い。日本で最も直線の長い新潟競馬場のこのコースでは、少し先頭に立つのが早かったかもしれません。最後は少々バテてしまったように見えました。

僕が穴馬として注目した7番人気オールフォーラヴは好スタートを決めて2・3番手の好位をキープ、しかしタフな流れを前についていった分、なし崩し的に脚を使ってしまい直線入り口で脚が止まりました。今回は展開が向かず10着に敗れましたが、また次走で改めて注目したいと思います。



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