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《ゴールドドリーム復活のカギとなった荒療治とは?》


1番人気でも単勝オッズ4.8倍、さらに9番人気までが単勝20倍以下と、オッズの上でも大混戦だったチャンピオンズCを制したのは、フェブラリーSの勝ち馬ゴールドドリームだった。

フェブラリーSの後に遠征したドバイWCでは14着と大敗、さらに帰国後も帝王賞7着、前走のマイルCS南部杯でも5着と敗れていたため、今回は単勝13倍の8番人気と人気を下げていたが、前に行った馬が2~4着を占める緩い流れを見事に差し切って復活を遂げた。


前走はゲートの出遅れが大きく響いたが、それを受けて中間はゲートに縛りつける荒療治を決断した陣営。

陣営とも親しい情報筋によると『普通はGⅠホースともなるとゲートに縛り付ける事はやりにくいけど、今の内にゲートを改善する必要があった』との事。

ただ、そんな荒療治を行う一方で、追い切りでは『精神面に配慮して、そこまで攻める事はしなかった』そうだ。

直前こそジョッキー騎乗でしっかり追われたものの、その前は比較的ソフトな仕上げ。

さらにはプール調教を熱心にやった事も、馬の精神状態には良かったようだ。

プール調教は速い時計で走らなくても心肺機能を高める事ができるので、それが精神面でも良いリフレッシュ効果になった様子。

鋭い決め手を秘めてはいるものの、気性的に力みやすくてテンションが上がりやすく、脆さも同居するタイプ。

そんな馬の特性を理解した上で、厳しくしつける所と優しくやる所を上手く織り交ぜて仕上げた陣営、そしてさらに鞍上の手腕も見逃せない所。

今回はゲート練習の効果で大きく出遅れる事なく普通にゲートを出ると、勝つためのポジションを取って上手く脚をため、追い出しのタイミングも絶妙という、勝つべきレースをキッチリと組み立てたのはさすがライアン・ムーアと言えるだろう。


近年のダート路線はコパノリッキー、アウォーディー、サウンドトゥルーという7歳世代が牽引してきたが、そんな中で4歳馬としては史上初となるフェブラリーS、チャンピオンズC(旧JCダート)の同年制覇を達成。

これで完全に世代交代なったと決めつけるのは早計かもしれないが、来年もダート路線の主役の1頭なのは間違いないだろう。


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