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【函館記念】中谷、ステイフーリッシュと念願再タッグ 重賞2勝目へ導く

 大ケガから復帰後、ステイフーリッシュとのコンビに意欲を燃やす中谷

 「函館記念・G3」(14日、函館)

 昨年2月の共同通信杯(10着)以来、中谷雄太騎手(39)=栗東・フリー=がステイフーリッシュの背中に戻ってきた。新馬戦を勝ち、G1に昇格したばかりのホープフルSで3着。しかし、自身は昨年4月の落馬事故で、頸椎(けいつい)と胸椎骨折の重傷を負い、8カ月間も戦列を離れた。その間に相棒は京都新聞杯で重賞初Vを飾るなど、重賞戦線で活躍。今度は自らの手で−強い思いが北の競馬場を熱くする。

 矢作師から騎乗依頼を受けたのは2カ月前だった。「もう一度乗りたいという気持ちが強かった。うれしいよりも、ありがたい気持ちでした」と中谷は感謝を口にする。「(自身が騎乗した)リスグラシューの新馬戦(2着)と同じ手応えを感じた」という逸材。久々のタッグを前に「1年前を考えると幸せです」とほほ笑んだ。

 当然、パートナーとのコンタクトも取れている。栗東坂路での1週前追い切りはもちろん、函館入り後も連日のように調教に騎乗してきた。8、9日にはセレクトセールへ足を運んだものの、調教に騎乗するため、片道250キロを超える函館〜苫小牧間を行ったり来たり。それほど今回に懸ける思いは強い。

 函館本馬場(芝)での最終リハに騎乗すると、11日の運動も自らがこなした。「(追い切りは)負荷をかけたかったので外へ回しました。その分、併走馬には遅れたけど、手前変えの確認ができたのは良かった。内容的にはちょうどいい」と満足そうにうなずいた。

 納得の仕上げで挑む大事な一戦。「支えてくれる全ての人に感謝したい」とキッパリ。思いは一つだ。ゾッコンほれ込むパートナーを2度目のタイトル奪取へ導く。それは同時に、自身にとって待望の重賞初制覇となる。


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