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【凱旋門賞】日本馬の果敢な挑戦…心は折れん 大竹師&手塚師は次見据える

 しんがり負けしたフィエールマン

 「凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)

 1969年スピードシンボリの初挑戦から半世紀。今年の3頭も、分厚い壁に跳ね返されてしまった。日本勢はキセキの7着が最高で、ブラストワンピースはブービー11着、フィエールマンはしんがり12着に惨敗。いずれもほぼ見せ場のない負け方だったが、各陣営は今回の敗北を糧に、新たな挑戦へまい進していく。勝ったのは地元のヴァルトガイスト。人気を集めたエネイブルは2着に終わり、史上初の3連覇は夢散した。

 抱いた大志は、世界最高峰の舞台で完膚なきまでに打ち砕かれた。ブラストワンピースは勝ち馬から30馬身以上離された11着。フィエールマンはそこからさらに15馬身遅れた最下位12着に沈んだ。

 欧州独特のヘビーな舞台が日本馬を苦しめた。レース当日も朝方まで雨が降り、現地の馬場コンディションは10段階中4番目に重い“ベリーソフト”に。ブラストワンピースの川田が「厳しい戦いになりました。例年以上にタフな条件だったと思います。僕がハープスターに乗せていただいた時(14年=6着)とは全く違いました」と唇をかむと、フィエールマンのルメールも「この馬場では厳しい。日本の馬はこういう馬場を知らない。フィエールマンにはもっと速い馬場が合っている」と口をそろえて重馬場を敗因に挙げた。

 凱旋門賞に挑む日本馬として、初めて英国ニューマーケットに滞在した2頭。これまでと大きく調整方法を変えて臨んだが、あまりに無残な結果に終わった。大竹師は「僕のキャリアのなさがブラストの足を引っ張ってしまったのかな」と自らを責め、その上で「今回のことをデータとして蓄積して検証したい。しっかりと精査をしていけば、いずれは結果につながると思う。またチャンスがあれば挑戦したい」と前を向いた。

 一方、フィエールマンの手塚師は「今回の結果は能力差ではなく、経験値の差だと思う」と分析し、「今後はこういう馬場でも走れるような馬づくりをしないと勝てない。馬の精神面のアプローチが必要なのかも」と次の指針を見据えている。

 ともに海外初挑戦で心をへし折られるほどの敗戦を喫した両陣営だが、挑戦はまだまだ続いていく。2頭はあす9日に日本へ帰国する予定。このうっぷんは、次の舞台で晴らすしかない。


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